ロングステイのすすめ 海外ロングステイ 国内ロングステイ

ロングステイメンバーズログイン

  • アドバイザーログイン
  • 賛助会員ログイン
  • 公認サロン会員ログイン

公認サロン便り

美しい草花で彩られるスイスの春
春の訪れを知らせるカーニバル

スイスのスキーシーズンは、毎年イースター(復活祭)休暇をもって終了します。
年によってその時期は異なりますが、今年は4月17日がイースターです。スキー場などの観光地は、その後一カ月ほどお休みとなりますが、春を迎えた都会の観光地では早くも人々で賑わいます。スーパーや商店には、うさぎの形をしたチョコレートやゆで卵に色を塗ったものが登場し春の象徴となっています。


チューリップ

さらに春の訪れは各地のカーニバル(謝肉祭)でスタートしますが、有名なのは、バーゼル、ルッツェルン、そしてベルンのカーニバルです。パレードに参加するグループは、それぞれのオリジナル・コスチュームなどを用意し、町を練り歩きます。それは、春を待った人々の歓びでもあり、その時の話題を表す物だったりとさまざまです。
スイス西部のレマン湖沿いの小さな町モルジュ。4月~5月頃に、モルジュ城の裏手にあるアンデパンダンス公園では、約300種類、約12万本のチューリップが色鮮やかな色で咲き誇る花祭りが開催されます。1971年に始まり、現在では春の定番となったモルジュのイベントです。色とりどりのチューリップが描き出す色彩の世界を楽しみに多くのファンが集まります。


ゼラニウム

首都ベルンでは、4月下旬にゼラニウム・マーケットが開かれます。1957年から始まったベルンの旧市街で約60年続く伝統の花市です。連邦議事堂の真ん前の広場「ブンデス広場」には、ゼラニウムを中心に、さまざまなバルコニー・フラワーを準備するために多くの市民が足を運ぶ、春の風物詩となっています。約30種、約9000株のゼラニウムを含む、約1万4000株の美しい花々が早朝から連邦議事堂前の広場に並びます。家々の窓や玄関などを彩るゼラニウム。スイスを代表する花風景のひとつですが、とくに世界遺産に指定されているベルン旧市街に残る歴史的な石造りの建物や装飾的な泉に飾られた花の色がよく映え、ゼラニウムの町としても有名です

西洋タンポポの絨毯

西洋タンポポの群生

標高1030mのグリンデルワルト村では、雪が融けるといっぺんに春の装いに変わります。一番先に咲く花はクロッカスで、白色と紫色があります。その次は西洋タンポポです。黄色のタンポポがまるで絨緞のように一面に咲き乱れます。村内の牛小屋に冬の間中いた牛たちが、春の陽気に誘われるように屋外に出てきて、まずはこの西洋タンポポや新緑の牧草を美味しそうに食べます。標高が上がるにしたがって、高山植物が徐々に顔を出してきます。青色のプルサティラ・ハレリ(キンポウゲ科)、ゲンティアナ・ベルナ(春リンドウ)、白いセイヨウミミナグサ、黄色のキンポウゲ、プリムラ・ペリスなど多くの草花が咲き始めます。
一週間いても時間が足りないと思われるほど、グリンデルワルトでの滞在はきっと楽しくなることでしょう。
グリンデルワルトサロン・安東 康代


ページトップへ▲