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公認サロン便り

カリキュラムの違いを十分に理解すること
教育水準は果たして低いのか

ジョホールバルはイスカンダル計画の下、インターナショナルスクールの誘致を進めており、そのインターナショナルスクールに子供を入学させようと多くのご家族がジョホールバルに移住されています。
こうした動きは、マルボロカレッジが開校する2012年あたりから始まっていると思われます。弊社ではマルボロカレッジに限らずさまざまな学校入学のサポートから、移住に向けた賃貸住宅の紹介、その後の現地での生活サポートなど、教育移住されるご家族をサポートさせていただいております。

ご家族の中では、当初より移住を続けられている方もいらっしゃいますし、数年で日本に帰られているご家族もいらっしゃいます。日本に帰られる理由は様々ですが、理由の一つに「教育水準が低いから」というものが挙げられます。
 移住前は、「マレーシアで英語や中国語の環境をどっぷりと体験させ、インターナショナルスクールの教育で教育水準の高い教育を受けさせられる」と思われて、移住されていたご家族の中から、こんなはずでは?という考えに変わるご家庭も実際あります。

そのギャップは何なのか?

実際に私たちの息子をインターナショナルスクールに入れて、感じることは「日本の教育とは全く違う」ということです。その違いはカリキュラムの違いに集約されると思います。
日本の教育は、文部科学省でカリキュラムを選定し、それを教科書に反映させ、その教科書を基に学年に応じた授業を行うというものです。
一方、ジョホールバル、あるいはその他の国のインターナショナルスクールでは、アメリカ式、イギリス式、カナダ式、スイス式、国際バカロレアなど様々なカリキュラムがあり、どのカリキュラムを選ぶかにより教育内容も変わってきます。また教科書を使って授業を行うとことはほとんどなく、先生がプリントを用意して、そのプリントに基づいて授業が進められますので、先生の教育方針によっても違いは出てくるもようです。


海外の場合、日本の高校1年生までの授業内容を理解できれば、大学に進め、大学で専門に応じて数学などの知識を高めるというカリキュラムが一般的なようです。よく海外の大学は入るのはやさしいが、卒業は難しいという話がありますが、こんなカリキュラムの違いから海外の大学の方が学ぶべき量が多いのかもしれません。
このカリキュラムの違いを理解せずに、「ジョホールバルのインターナショナルスクールに移住」というだけでは、長い移住生活に耐えられず、結果として「失敗した」とお感じになるご家族もいらっしゃるのではないかと思います。
多くのご家族と接している私としては、子供の教育にも出口戦略が必要だと感じます。英語や中国語の語学を学ばせたいのか、子供の頃から人脈をつくりたいのか、どこの国の大学に行かせたいのか、どこの国の社会で活躍させたいのか、こうしたことを移住前にご家族で検討し、その結果として海外教育移住が正しい選択と判断いただければ、と思います。
私どもでは、単なる教育斡旋ではなく、さまざまなご家族と接した経験も踏まえてアドバイスし、より充実した移住生活を過ごせるようサポートさせていただきたいと考えております。
(ジョホールバルサロン②・足利 俊樹)


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