備えてこそ、楽しめるロングステイ
万一のケガや病気に備えておくこと
滞在中にケガや病気になった場合は、まずグリンデルワルト村内のお医者さんに連絡して診てもらいます。村には3軒の町医者がいます。ほとんどの病気やケガに対応してくれますが、大きな手術が必要だとか、緊急に入院しなければならない場合は、インターラーケンにある総合病院などに連絡を取ってくれて、そこへ移動することになります。移動には、自家用車が一番安く、次にタクシー、そして救急車(有料)となります。
海外での医療費はとても高いので、必ず「海外旅行傷害保険」には加入しておきましょう。ハイキング中とか、スキー中、登山中などの事故、ケガの場合ですと、現場から総合病院まで緊急用ヘリコプターで搬送される場合もありますが、これも有料です。
高い金額の場合は、保険会社と病院との間で話し合いがもたれ、現場で支払うことはありません。金額が少ない場合は、一時立て替えとなり、後日保険会社に請求することとなります。 病気やケガになる人ほど、意外と「海外旅行傷害保険」に入っていない方が多いんですね。
ゴミはルールに従って
グリンデルワルトでの滞在には、貸別荘を利用します。これは、長期滞在者用に作られた物件で、1つのシャレー(三角屋根)の建物の一部を使用します。この貸別荘は、大型のコンドミニアムではなく、一軒一軒に家主がいて利用人数により、2人部屋から10人部屋くらいまで様々な物件が揃っています。例えば4人用の部屋なら、居間1室、寝室が2室、台所とキッチン、バスルームにトイレ、そしてベランダや庭が付いています。いわゆる自分の別荘を持つ感じです。もちろんアイガー北壁(標高3970m)を目の前に見ながらの生活となります。家主さんが常にいますから、何か問題が生じた時にはすぐに対応してくれますし、
希望なども聞いてくれます。
滞在中に出るゴミの処理方法ですが、グリンデルワルトで言いますと、区分けしなければならないものは、紙類、段ボール類、缶類、アルミ缶、電池類、ペットボトル、ビン類で、その他のゴミは、指定されたゴミ袋に入れて一緒にします。このゴミ袋代金がゴミ代金となり
ます。そして、指定された場所にゴミ箱(大きなコンテナ)がありますので、そこに捨てます。
区分けするゴミも指定された場所に捨てます。捨てる曜日とかは決まっていなくて、いつでもその指定されたコンテナに捨てることができます。日本よりも、ゴミに関しては細かくないかもしれませんね。
当サロンでは、長年にわたってこの貸別荘を日本からのお客様にご紹介してきましたので、どの家主さんも親日的で親切です。季節ごとのグリーティング・カードを日本まで送ってくれる家主さんもいます。
(グリンデルワルトサロン・安東康代)