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公認サロン便り

ザッハートルテ、ハプスブルグ帝国の香りを現在に

ウィーンは「カフェ」抜きでは語れない街。カフェハウスこそ、オーストリアの文化・芸術を産み育ててきたといっても過言ではなく、カフェの伝統は16世紀から現代まで、変わることなく脈々と息づいています。コーヒー1杯で何時間も過ごせるのですから、まるでわが家のリビングルーム。
カフェの主役といえば、コーヒーとスイーツです。一口にコーヒーといっても、メニューには何十種類も載っていますから、選ぶのに迷ってしまいそう。温めたミルクコーヒー入りならメランジュ、ブラックをお望みならモカかシュヴァルツアー、ほっこりまろやかがお好きならブラウナー、こってりした濃い味をお求めならエスプレッソ、オレンジリキュール入りのコーヒーを味わってみたい方には名前もマリア・テレージアなど…。

眺めているだけでため息

コーヒーの街ウィーンはまた、スイーツ抜群の街なのです。世界中でこれほどスイーツがおいしくてバラエティ豊かな街は、きっとほかにないのでは? その中から3つだけ厳選するとしたら…。
まず第一に、濃厚で品のよさがなんともいえない魅力のチョコレートケーキ、ザッハートルテでしょう。いまでは世界中にその名が知れ渡っていますから、日本でも口にした方は多いはず。そのオリジナルこそ、ウィーンのホテルザッハーなのです。ハプスブルグ帝国の香りを現在にそのまま伝えるウィーン国立歌劇場裏にあるホテルザッハー。人生一度でいい、どうかザッハーホテルのカフェで、生クリームをたっぷり載せて、ザッハートルテを味わってみてください。ああ、やっぱりスイーツのなかのスイーツと実感するはずです。



また、ウィーンのスイーツといえば、アップルシュトルーデル(リンゴパイ)。スライスしたリンゴ、レーズンやシナモンと一緒に薄いパイ皮に包んでオーブンで焼いたケーキです。カリッと仕上げた皮に粉砂糖を振りかけると香ばしさがあたりを包み込み、幸せな気分に浸れるはず。ザッハートルテに比べたら、かなり庶民派だけれど、ウィーン子ならだれでも作り方を知っているポピュラーで、絶対お勧めの逸品。
さらに、どうしてもご紹介しておきたいスイーツがあります。それはカフェ・モーツァルトのショーケースに並ぶ色とりどりのスイーツ。眺めているだけでため息が出るはずです。なかでもモーツァルト・トルテは大人気で、大音楽家のシルエットが、トルテにちょこんと載っかっているのがとてもかわいい。
さて、今年はモーツァルト生誕260周年で、お祝い行事が盛り沢山。ぜひ、ウィーン自慢のコーヒーとスイーツのご体験を。
オーストリア・ウィーンサロン Ipp 常子


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