ロングステイヤーの夏休みのロングステイ&旅行動向2017
【調査結果Topics】
●79.5万人が夏のロングステイを予定。推計消費金額は2,838億1,500万円!
●多世代でのロングステイも夏休み期間は2.7倍に!
●旅行意欲も旺盛なロングステイ市場!特に海外派は平均の12倍以上に。
一般財団法人ロングステイ財団(事務局:東京都港区、会長 田川博己)は、「ロングステイヤーの夏休みの旅行&ロングステイ動向2017」を発表した。本調査では、ロングステイに関心のある層を対象に「夏休みに関する意識調査」を実施。ロングステイを希望する方、実践している方の夏の期間中の動向をより具体的に把握するために今回調査を行った。
79.5万人が夏のロングステイを予定。推計消費金額は2,838億1,500万円!
避暑避寒をロングステイの目的にするという流れは多いが、本調査によりロングステイの23.3%が夏にロングステイを予定しているということが明らかになった。(図1)2015年のロングステイ推計人口は海外157万人、国内846万人だったことから、推計約79.5万人がこの夏にロングステイを予定しているということがわかった。ロングステイ先については海外が74%で、1位がマレーシア(26%)、2位がタイ(16%)、3位がハワイとフィリピン(8%)と続き、ロングステイ希望国・地域ランキングに順ずる形となった。一方、国内は26%で渡航先は1位の北海道(8%)以下の渡航先は分散している傾向にあるが、特徴として避暑に向く渡航先が多いようだ。
また、同調査でこの夏に実施する予定のロングステイについての予算について調査(図2)しており、1回あたりの平均滞在費用35.7万円という結果になった。これにより、夏のロングステイによる現地の消費金額は2,838億1,500万円と推計される。株式会社ジェイティービー「2017年夏休み (7月15日~8月31日) の旅行動向)」によると、2017年夏休みの総旅行消費額の推計は3兆2,269億円。国内・海外の旅行者数は3億2,920万人で、ロングステイ人口1,003万人と、比較するとマーケット規模は旅行需要の約3%であるが、経済規模は最低でも8%(ロングステイの消費額には現地までの渡航費は含まれないため)と3.8倍の経済効果があることがわかった。
多世代でのロングステイも夏休み期間は2.7倍に!
夏のロングステイの同伴者として「子供・孫」「親」と合わせて19%と、通年でのロングステイに比べ、約2.7倍になることがわかった。(図3)これは、現役世代の子供や孫の夏休みに合わせて多世代でロングステイを楽しむ層や、老親を連れ体に負担のない気候を求めてロングステイを実践といった夏のロングステイならではの新たなトレンドと当財団では分析している。
旅行意欲も旺盛なロングステイ市場!特に海外派は平均の12倍以上に。
夏にロングステイ、旅行の双方とも「しない」と答えた人は約12%と極めて低く、88%が夏にロングステイ、あるいは旅行を実施することがわかった。
株式会社ジェイティービー「2017年夏休み (7月15日~8月31日) の旅行動向)」※ の調査結果から国内・海外の1泊以上の旅行を予定している旅行者は推定7,733万人で本調査対象全人口から見ると約77%となり、全国の平均と比べてもロングステイ市場はロングステイや旅行に意欲的であることが感じられる。とりわけ海外旅行に対する人気が高く、前述の7,733万人中、海外旅行へ出かけるのは273万人で全体の3.5%であるが、本調査の海外旅行比率は約45%と全体の12倍以上と夏の繁忙期にもアクティブな経済活動をしていることがうかがえる。
<調査概要>
調査名 | 夏休みに関する意識調査 |
調査対象 | ロングステイに関心の高い方 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 2017年5月30日~6月5日 |
サンプル数 | 189名(国内外に住む20代以上の男女が回答) |
※株式会社ジェイティービーの「2017年夏休み (7月15日~8月31日) の旅行動向)」を基に同調査対象の15歳~79歳の男女の人口(1億41万人)を分母に旅行予定者比率を算出。これを全国平均値としている。
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担当:川嶋・杉浦
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