一般財団法人ロングステイ財団(事務局:東京都港区、会長 舩山龍二)は、新しいロングステイの魅力や楽しみ方の普及・啓蒙を目的として第2回ロングステイエッセイ大賞(審査委員長:下重暁子先生/日本旅行作家協会会長)を創設。応募は、日本全国から61篇のご応募をいただきました。厳正なる審査の結果、大賞1作品、優秀賞1作品、佳作3作品が選ばれ本日発表しました。
大賞 「子連れサバイバル」
宮武雅子(福島県岩瀬郡在住)
優秀賞 「虹色で満ちた国」
渡辺陽菜(東京都北区在住)
佳作 「スペインでピソを借りる」
畠山利昭(千葉県茂原市在住)
佳作 「アローハへの留学」
高木絹子(東京都台東区在住)
佳作 「森の暮らし」
山口静江(神奈川県茅ヶ崎市在住)
審査委員委員長 下重 暁子氏(作家 日本旅行作家協会会長 日本ペンクラブ副会長)
平野久美子氏(作家)
西川 武彦氏(企業OBペンクラブ会長 弊財団政策審議委員)
橋口 寿人氏(トータルEメディア出版 主宰)
(以上 敬称略)
《下重審査委員長 総評》
昨年と比べ、確実に力がついた応募作品。読むのが楽しかった。その分だけ、抜きん出たものは少なかったが、大賞の「子連れサバイバル」は無理なく長い間、恋焦がれた生活に五才の息子を連れて旅立つ気持ちがよく描かれていた。夫も賛成し、選んだ地で生活し、社会にとけこむ。きっかけは、3・11の大震災、マイナスをプラスに変えるきっかけをつかみ、始めての地の生活でも堂々としている。ロングステイの目的は、単なる旅行記でないこと。そこに生活があり、土地の人との交流がなければならない。その辺りをまだ誤解している人もいるようだが、通り過ぎるだけの旅人ではない、一人の生活者としての目が欲しい。その点、若い人たちはすんなりと相手の国にとけ込み、人々に馴染む。24才の管理栄養士の体験を描いた優秀賞にはっきりと現れているが、こうした若い人達に将来の国際交流の夢を託したい。
第2回ロングステイエッセイ大賞授賞式は、平成27年11月21日(土) 14:30から東京ビックサイト会議棟
6階にておこないます。同日は、同会議棟1階レセプションホールにおいて「第10回ロングステイフェア2015」を開催。ぜひご来場くださいませ。ロングステイフェア公式HP http://www.dokcodekurasu/jp
ご応募された皆様に心より深く御礼申し上げます