１月末から３月中旬まで長野市内のレオパレスを借りて、戸隠スキー場に通い、スキー三昧の日々を送りました。スキー学校の非常勤インストラクターとして、小学生や高校生のレッスンも体験しました。休養日には近場の温泉や観光地に出けたりしました。

　戸隠スキー場は、長野市内から約40分の距離に位置します。雪質やコース、滑走コンディションなどに恵まれたスキー場です。上級基礎スキーヤーや競技スキーヤーが練習斜面を求めてきます。また、戸隠神社を拝する戸隠は、スキーの聖地と呼ばれるだけあって、ボーダーは少なく、音楽の流れない落ち着いたスキー場です。
初中上級の各コースがあり、技術に応じて楽しめます。晴れた日には、山頂から戸隠連峰、白馬連峰、野尻湖、長野市内が見えます。青い空と白い峰々の壮大な眺めに至福のひと時を感じます。170㎞先に富士山が見えることがあります。
　戸隠スキー場には、シニアクラブがあり、休憩室のあるゲストハウスやリフトで出会いの機会があります。また、同じレオパレスにスキー滞在の方が何組もいます。ほどんど知り合いのいない状態で長野に来ましたが、スキーを介していろいろな方々と有意義な交流時間を持つことができました。
　初めの二週間程度、家内が泊まって帰りましたが、その後は、自炊生活でした。レオパレスのこじんまりした部屋は一人暮らしには快適でした。コロナ対策もあり、昼食に簡単な弁当を持参し、ハイエースの中で食べました。リフトで交わす会話、離れたスキー場の仲間との情報交換、マレーシアでロングステイ中の友人夫妻とのラインでやりとり。スキー場へ通う、滑る、自炊する、寝ると毎日お決まりのパターンでしたが、退職後に夢だったスキー三昧の生活はあっと言う間に終わりました。