近い将来と迫ったリタイアメント期には、スキーでロングステイが私の目標となっておりまして、ロングステイ情報収集のため海外スキー場の視察に出かけております。
北米カナダといえば、最大級のスキーリゾートであるウィスラー&ブラッコムが有名ですが、私のイチオシは、やはりもう少し内陸に入ったカナディアンロッキー周辺のエリアにあるスキー場です。バンフ周辺の3つのスキー場(レイクルイーズ、サンシャインヴィレッジ、ノーケイ)は、スキーツアーにも組まれているのでご存知の方も多いはずです。冬のロッキーは乾燥しているので、ウィスラー&ブラッコムよりサラサラの雪質で楽しめるチャンスが多いことが期待出来ます。
2018年の視察旅行では、マーモットベイスン(ジヤスパー周辺)とパノラママウンテンリゾート(BCロッキー)を計画しました。冬期は、雪などの影響で道路閉鎖されることも多いアイスフィールドハイウェイなどのロードコンディションをチェックできるようアプリをダウンロードし準備万端でカルガリー空港に到着。レンタカーを借りて、まずはカナディアンローキーの北部にあるジャスパーの街を目指しました。この日は、あいにく雪も降っていたのでレイクルイーズの街で急遽、泊まることとし翌朝ジャスパーへ向かいました。
降雪直後の快晴でロッキー山脈の絶景を見ながらのドライブは、夏に見られる景色とは違ってとても素晴らしい景色で圧巻されます。ジャスパーの街に無事到着して、数日間のマーモットベイスンでのスキー。非圧雪エリアでお気に入りのゾーンを見つけるまでは、さほど時間がかからず、カナダにするとこじんまりしたスキー場かも知れません。ジャスパーは、ダークナイトで綺麗な星空が見られることでも知られています。また、街のはずれにあるピラミッドレイクは、オーロラが見られるスポットでもあり冬期は凍った湖の上を散歩やスケートが楽しめます。(残念ながら、滞在中はオーロラを見ることが出来ませんでした)
雪崩コントロールのための道路閉鎖とあって、旅程の変更を余儀なくされパノラママウンテンに行くことを断念し、ジャスパーの街から東に向かってから遠回りをしてバンフの街に行くこととしました。旅程の変更に伴いレークルイーズスキー場に急遽場所を変更しましたが、降雪続きのあとの快晴のウィークエンドという事もあって、スキーガイド時代には、見たこともなかった混雑ぶりでさながらバブル期の日本のスキー場のようでした。
物価の上昇とともにスキーパスも随分値上がりしました。2018~2019シーズンの1日券は、マーモットベイスンで102カナダドル、レイクルイーズで114カナダドル、パノラマで106カナダドル(いずれも18~64歳)。シニアチケットもあります。スキーでロングステイを計画する際には、夏から秋ごろにかけて発売されるディスカウントの効いたシーズンチケットの購入がオススメです。
(登録ロングステイアドバイザー・西山 彰子)