10月は、私のビザの更新月です!いつものように、フィリピン退職庁(PRA)に向かいました。今日は天気も良く、PRA(Philippine Retirement Authority)が位置する、ここフィリピンの中心都市マカティの気温は午後1時で31℃ですが、気温のわりにカラッとしていて不快な暑さではありません。
南国フィリピンの10月は、すでにクリスマスの装いです!町の至るところにクリスマスツリーが登場し、クリスマスソングが流れています。ちょっと気が早い気もしますが、自然と楽しい気持ちになりますね。
PRAは、ロングステイ天国としてのフィリピンの認知度を上げるために設立された観光省傘下の政府機関で、特別居住退職者ビザ(SRRV)を発行しています。
このSRRVビザは、外国人にフィリピンの「永住権」を与える特別なビザで、いくつかの種類があります。一般的なのは、「スマイル」と「クラッシック」で、主な違いは取得できる年齢とPRAの指定する銀行へ預け入れる保証金の額、そしてその保証金を使ってフィリピンで投資ができるか否かです。
スマイルは35歳から取得ができ、保証金の額は20万US$で投資はできません。クラッシックは50歳から取得が可能で、保証金の額は50万US$で、こちらは投資が可能になっています。
200万円ほどでフィリピンの永住権を取得できて、この200万円もPRAが指定するフィリピンの銀行口座に預けるだけで、このビザを解約すれば戻ってきます。投資を考えなければ、35歳からという比較的若くして取得ができ、手頃な金額で日程を気にすることなく過ごすことができるというのが、このSRRVビザの人気の秘密なんですね!
シティバンクタワーの29階にPRAの事務所があります。受付で「UP date!」と言えば、あとは粛々と手続きが流れていきます。更新手数料360US$を支払い、更新されたIDカードをもらって手続きは完了です。
永住ビザだからといって、永住しなければいけないわけではありませんから、日本の寒い時期に、南国ビーチで数か月過ごすなんて使い方もできますね!あるいは、労働ビザの代わりに取得してお仕事をされている方もいらっしゃるようです。将来的にリタイヤしたあと、フィリピンで少しのんびりする計画の方にはいいですね。
以前はもっと安かった更新料ですが、だんだん上がってきています。他の国と同様に、永住権を取得するハードルは時がたつにつれて高くなっていますので、取得を考えている方はお早めにお申し込みされることをお勧めします!
(登録ロングステイアドバイザー・広瀬 秀一)