ロングステイ希望国・地域ランキングで常にトップ10に入っているカナダ。そんなカナダでのロングステイ中に私が感じたことをまとめてみました。(前編はこちら)
土日に電車がこない!?
トロントでの生活で一番びっくりしたことは、駅員さんや店員さんの態度が大きいこと。最初は「私が日本人で英語もあまり上手じゃないからかな。」と思っていたのですが、そういうことではなく、地元の人にでも同じような接し方でこれがカナダのスタンダードなんだと認識したと同時に、「自分がいけないのかも・・・」と感じてしまう自分がいかに日本人的かに気づかされました。カナダのスタンダードな接客では、座ったまま、足を投げ出したままの対応は当たり前なので、あまり気にしないこと大切。日本人特有の「気づいて欲しい(察して欲しい)」は通じないので、何かお願いしたこと、したいことがあれば、きちんと言葉にして伝えるということが、カナダではストレスのないコミュニケーションの秘訣です。
さらに、サービスという面では、少し不便に感じてしまうのが土日に線路の工事。日本だったら、利用者とって支障のない、終電終了後の夜間~翌朝にかけてこの手の工事が行われますが、カナダでは土日に作業が行われるので、電車が休みになることも多々あります。電車を使って移動を予定する際は事前に確認を。
ロングステイ中の体調不良は?
現地では、風邪でちょっと調子が悪いくらいあればドラッグストアの薬を飲む程度であまり病院には行かない人が多いです。実際にドラッグストアでは多くの種類の風邪薬が販売されていますし、価格も日本と比べてもお手頃。ただし、日本の薬とは成分の含有量が異なり、大抵の場合、含有量が多いため強いように感じることが多いです。
こういったデメリットもありますので、ロングステイをされる際はやはり万一に備えて、海外旅行傷害保険を準備したほうが良いと思います。言葉の問題や、高額医療費のトラブルを避けるためということもありますが、やはり家庭医制度などがあり、医療制度が異なりますので体調の悪いときに色々と調べて対処するより、保険会社のサポートを利用した方が安心です。また、病院に行こうか、どうしようか迷ったときは相談受付ホットラインに電話するのも良いと思います。外務省の医療事情のページに詳細が記載されていますのでぜひ渡航前にチェックしてみてください。
(ロングステイアドバイザー・匿名)