福井県は日本海に広く面しているので、海はさぞかし荒い海だろうと想像していましたが
予想に反し湖面のような穏やかな海でした。
今回訪れた美浜、越前とも風光明媚な海岸に沿う町で、気候も東京とあまり変わらず
過ごしやすい環境でした。地元でとれる新鮮な海の幸と、人々の暖かく気さくな人柄。
初めて訪れる人にとってはホットできる、そんな場所です。
若狭湾を望む美浜町
若狭湾の日向地区、美浜には漁に出る小舟が停泊していたり海の釣り堀などあり風情があります。また、この地域は美しい砂浜の海水浴場(9か所)や渓流もあるため、自然を満喫できる環境です。また少し山の方に上がると水の色が四季折々不思議な5彩の変化をみせる三方五湖(5色の湖)もあり風光明媚なところです。気候も比較的安定しているようです。
海と山が隣り合わせにあり同時に楽しめます。
ここ美浜では、郷土料理へしこ(鯖に塩を振って塩づけにし、さらに糠漬けにしたもの)を利用して押し寿司、パスタを作りに挑戦。実際にいただいてみると、家庭料理であるへしこがいかに地元の人に愛されているのかが分かりました。
雨のため星空観察とヨガ体験は中止でしたが、代わりに国吉城歴史資料館を見学にいきました。
そして、夕方は民宿に宿泊。夕食にはお刺身の船盛などをいただきました。鮮度もボリュームもあり満足しました。
越前ガニと越前焼で有名な越前町
長く続く海岸線に沿って南の美浜町から北に向かって車を走らせると、左側には数々の変化に富んだ海岸が目に飛び込んできます。また、右側には福井の歴史を感じさせる武家屋敷や伝統的な黒い壁が点在しています。この地域は織田信長のゆかりの地でもあるので歴史的な建造物にも触れる機会も多いのも特徴です。
さらに北に進むと越前ガニと越前焼で有名な越前町に着きます。
小高い丘の中腹には越前陶芸村があり陶芸体験もしてみました。
この地域には各地から陶芸家を目指す作家たちが移住し窯を構えています。
また、和紙での名刺つくりなども体験でき文化的な暮らしもできそうです。
ものづくりがしたい人には良い環境ではないかと思います。
このように福井は様々なライフスタイルが楽しめるところです。
食事も新鮮な海の幸が豊富で安く、地元の人たちが温かく迎えてくださったのが
印象的でした。また、この地域には伝統的な料理(へしこ料理など)が根付いています。
宿泊施設も移住体験施設が2カ所あり充実しています。
初めて福井を訪れましたが、いろいろな感動と発見がありました。
(ロングステイアドバイザー:丸山俊江)