マルタに毎年ロングステイをする楽しみは、マルタの往復にヨーロッパでまだ見ぬ場所に立ち寄ることです。今回はブルガリアの首都ソフィアとトルコの首都イスタンブール等を旅してきました。ブルガリアは歴史的建造物が多く、ビザンチン美術と教会などの建築物に圧倒されました。
ソフィアの南に位置するリラの僧院はリラ山脈の奥深くにひっそりと佇んでいて、山門に足を踏み入れるとその荘厳さに心を奪われます。僧院の歴史は10世紀に遡り、時の王の庇護の下で僧院文化は華開き、リラの僧院はブルガリア正教の総本山とも言われ、1983年に世界遺産に登録されています。聖母誕生教会の外壁と天井には聖書の場面や生活の様子が色彩豊かに描かれています。
ソフィアの滞在先は設備の整ったアパートメント。スーパーで買い物をして物価をチェックし、地下鉄あ、市電に乗って、いくつもの歴史的建造物や教会を見て回りました。ソフィアの街は見どころ満載です。
トルコでは前回見られなかった「ドルマバフチェ宮殿」に行きました。海岸に沿った広い敷地に大きな宮殿と庭園を配し、オスマン帝国時代の伝統的な様式に、バロック、ロココ、ネオクラッシックなど西洋の様式も取り入れられています。
宮殿内にはヘルケの絨毯やバカラとボヘミアのクリスタル、さまざまな国から贈られたプレゼントが宮殿を彩り、見るもの全てに圧倒されました。トルコが大国であったことを改めて感じました。
スタンプールはケーキ屋さん経営のB&Bに泊まりました。お部屋は新しく広くてモダン、こちらも快適で、とてもおいしい朝食でした。若いオーナーはマルタに留学経験のある方で、私とちょうど同じ時期にマルタに滞在していたことが分かり、留学同期としてここでも話が弾みました。
是非、皆様もロングステイの楽しみ方の一つとして未知の街をお訪ねください。
(ロングステイアドバイザー・古賀瑞恵)